印刷用紙について
当社の図面出力用紙は下記の通りとなっており、多くのお客様にご好評いただいております。
- A3 図面=三菱 PPC 用紙 H A3Y 目 68.0g/m2
- A2 図面=櫻井 SHNK332 中性紙厚口 70g/ ㎡ 594 ロール
- A1 図面=櫻井 SHNK382 中性紙厚口 70g/ ㎡ 841 ロール
- オリカTMP 白PETフィルム=白色度:96% 厚み:120μm 現場用の図面や屋外告知用に最適です。耐水性、強度、寸法安定性に優れています。
- エルマーEK-300W=乳白色の半透明PPC用両面ケミカルマットフィルム 75μm
A3図面用紙
A1・A2ロール紙
オリカ
エルマー
製本について
工事現場での利用の際に、本を開いたときにどのページも中心部も隠れることなく平らな状態になるように、図面の裏面同士を紙工用糊で貼り合わせる製本方法です。
図面の裏側、背の部分を糊で貼って最後に表紙を巻いて製本します。 通称背張り製本や観音製本、屏風綴製本と呼ばれます。
建物完成後には保存用竣工図や完成図書、施主様へ提出する竣工図・施工図として、表紙に文字を入れて工事業者様と施主様で出来上がったくるみ製本を保管するのが通例ですが、工事中の利便性を考慮して作業用に「機械設備図」「電気設備図」など1~2行入れて各工事で使うことも多くあります。
当社では令和元年5月に全自動糊付け機「mitabest」を導入し、A2とA3図面の観音製本の喉と小口の糊付けをボタン一つのオートメーションで行っています。(機械の詳細はこちらをご覧ください。)
そのため通常のご注文でも午前11時頃までのA2とA3図面の文字無し観音製本であれば当日出荷が可能な場合があります。
A1図面の観音製本は旧来の手作業にて糊付けを行っていますので糊が乾かないため当日出荷ができません。以下は手作業での製本のおおまかな工程です。
図面を二つ折りにする
重ねて折目をプレス
重なった背の折目部分を糊留
A2A3図面は③④を機械糊付
背が固まったら小口を糊付
A2A3図面は③④を機械糊付
表紙を巻き付け
両面テープ又は糊で接着
三方断ちをして
断面を揃え
開きの良い製本の完成
※当社では工事以外の資料やパンフレットでよく用いられる無線綴じや中綴じにも対応しておりますので、観音とA4正寸の混在観音製本も可能です。
ご質問ご相談はお問合せフォームからご相談ください。。
表紙の紙質と色について(在庫以外の銘柄でもお取り寄せ可能です。)
工事作業中につかう図面製本の表紙の色は地域や現場様によって様々です。工事個所によって表紙の色を分ける現場様もあれば、すべてグレー系統に統一して表紙に文字を入れて分別する現場様もあります。
ニーズの高い下記の10銘柄は常に必須常備しておりいつでもご利用いただけます。(常備10銘柄の見本帖を配布中ですのでご希望の方はコチラからお申し込みください。)
下記以外にもレザックほか臨時在庫40銘柄ございますので、以下にご希望銘柄が無い場合はこちらのページを是非ご覧ください。臨時在庫にもご希望用紙が見つからない場合は、入荷に数日かかりますがお取り寄せが可能です(取り寄せ期間が製造日数に加算されます)。
HM1506
HM2007
HM2015
HM2013
HM2012
HM2014
シルバーボードLA 黒
シルバーボード H1007
レザック66あさぎ 175kg
レザック66青ねず 175kg
上記以外の臨時在庫紙40種はコチラ
観音製本と表紙文字入れについて
工事現場での過酷な利用にも耐え、竣工図書・完成図書等の長期保存にも適した文字入れとして、これまで金型を利用した箔押しが広く用いられてきましたが、当社では、PC 上にて文字データを作成しエッチング方式で文字を彫り込んでいくデジタル刻印機を採用しています。そのため多種多様な文字スタイルにも対応出来、お客様から送られてきたテキストデータをそのまま版下にペーストして刻印するため、作業時の誤植がほとんどありません。
また、強度も耐用年数に関してもエッチングマシンの芯先を 180℃~ 220℃の高温まで熱し箔を表紙に彫りこんでいくため、全く心配ありません。
旧来の箔押しと比較すると、刻印面の光沢度は若干落ちますが、作成部数が大幅に減った現在では、旧来の文字摘みからの金型作成法式よりも大幅に時間とコストを削減できます。
もし、通常の書式(件名・図面名・業者名)のような書式に合わない表紙への文字入れの場合は、仕上りサイズA4とA3で背表紙への印刷が無ければ転写方式という高解像度オンディマンド印刷機で出力する方式があります。その場合は仕上がりサイズにてpdfデータを作成していただき、図面データと一緒にご入稿ください。その場合注文備考欄に「ファイル名○○を表紙用紙に転写してください」と書き込みをお願いいたします。(この場合、文字入れ代金はかかりません。)
製本作成時オプションにて、背表紙にも文字入れができます。下記の通り、注文時にご指示いただけます。
普通の文字サイズで背文字1行に必要な図面枚数の目安は約40枚です。例えば業者名も2行入れる場合は約80枚が必要です。
文字を小さくすることによって図面が20枚以上あれば背文字を1行入れることも可能です。
書体と文字サイズのサンプルはコチラをご参照ください。
※表紙と背表紙にすべての文字をいれた場合のレイアウト は右のようになります。
折加工について
データ出力から折加工までをご注文のお客様には、請負契約書や確認申請用のビス留上製本やバインダーにとじ込むために穴をあけられるように折り畳んでも右側だけ 1 枚だけ飛び出た状態になる「ファイル折り」と図面袋等に入れて保存するための「タイトル折(八つ折り)」をご用意しています。
こちらも長年図面折りの作業に携わってきた職人が手作業で折り畳むため、お客様ご自身やそのスタッフの方々が折り畳むよりもはるかに綺麗な状態で仕上がります。
印刷・入稿データについて
出力は入稿データによって金額が異なります。詳しくは価格表をご参照ください。価格表はコチラ
入稿は PDF または DocuWorks がお得で安全
PDF もしくは DocuWorks データからの出力は大変お得で安全にご利用いただけます。
Jw_CAD、Auto_CAD からの入稿に関しては CAD チャージ料が最初の 1 部にかかります。
(2部目以降は PDF、DocuWorks と同額)これは出力に至るまでの行程に違いがあるためです。何卒ご了承ください。
- 出力はファイル名順となりますので複数のファイルにてご入稿の場合は必ずファイルの頭にページを記入してください。
(例) 06 位地図 .pdf
PDF 入稿でも注意点としては、代替えフォントの使われていないデータの場合、その部分の文字が表示されないエラーがでたりすることがあります。一般的なフォントで作成されてない場合は、フォントを埋め込んでいただくか、予めご入稿の際にエラーが出た場合どういう措置をするか備考に記載をお願いいたします。
PDF 入稿の場合、データサイズと異なるサイズでの出力の場合当社では全て「用紙に合わせる」というモードで出力します。(入稿データサイズが分割ファイルによって異なる場合でも同様です)
万一、お客様のご入稿データがファイルによってデータサイズが異なってもスケールを重視される場合は、あらかじめその旨を備考欄に記入してください。また、その場合それぞれを別々に出力してスケールを合わせて組みなおすため、若干日数をいただくことがあります。
JW_CAD、Auto_CAD の場合
Auto_CAD にてご注文の場合は下記のとおりにデータ入稿をくださるようお願いいたします。。
- 使用するフォントはwindows 標準バンドルフォント(MSゴシックやMS明朝)もしくはAUG-JP フォント(exfont2.shx 等)をご利用ください。それ以外のフォントにつきましては文字化けする恐れがございます。
- 外部参照ファイルや画像ファイルは同じフォルダ内に入れてください。(リンク切れ、エラー防止のため)
- 出力に不要なレイヤー、オブジェクトなどは前もって削除、もしくは非表示・非印刷設定にしておいてください。
- 線の太さのご指定がある場合は環境設定ファイル(ctb /stb ファイル)を同時にご入稿ください。ない場合はオブジェクトの線幅・線種にて出力されます。
(モノクロの場合はmonocrome.ctb カラーの場合screening100%.ctb 環境にて出力いたします) - 出力順はファイル名順に出力されますので、ページ通りに出力をご希望の場合はファイル名の頭にページ番号をお入れください。
- 図面データはモデル空間とレイアウト空間(ペーパー空間)のどちらに記載されているかお知らせください。
Jw_CAD にてご注文の場合は下記のとおりにデータ入稿ください。
- 出力に不要なレイヤー、オブジェクトなどは前もって削除、もしくは非表示・非印刷設定にしておいて下さい。
- 外部参照ファイルや画像ファイルは同じフォルダ内に入れてください。
- 使用するフォントはwindows 標準バンドルフォント(MSゴシックやMS明朝)をご利用ください。それ以外のフォントにつきましては文字化けする恐れがございます。
- 線の太さのご指定がある場合は環境設定ファイル(jwf ファイル)を同時にご入稿ください。ない場合はデフォルトの線幅・線種にて出力されます。
- 出力順はファイル名順に出力されますので、ページ通りに出力をご希望の場合はファイル名の先頭にページ番号をお入れください。(例、001●●.pdf、002●●.pdf等)
用紙・印刷について
- 用紙の厚みについて
- 用紙の厚みは A3 サイズは 68.0g/m2、A1-A2 サイズは中性紙厚口 70g/ ㎡の普通紙を利用いたします。ごく一般的な白焼き図面に利用される用紙です。
ちょうどよい厚みの図面印刷に適した用紙です。(オフィス利用のコピー用紙がおおよそ 64g / 米坪ですので若干それよりも厚い程度となります。) - 印刷機について
- A3 サイズまでの印刷は基本的に高速レーザーにて行います。A1-A2 のは水性顔料インクジェット方式にて印刷いたします。
カラーの印刷については普通紙にて印刷いたしますので線画やベタ塗の少ないパース図等には最適です。
ロール紙・大判クリヤ袋について
図面出力ロール紙
イコーブランドのロール紙2本がひと箱になった安価で質の高いロール紙をご提供しております。在庫を常備しておりますので、平日15時までに商品代金の決済手続きをしていただければ当日出荷が可能です。
イコーホルダー
チャックのついたA1図面まで入る大判のビニール袋です。在庫を常備しておりますので、平日15時までに商品代金の決済手続きをしていただければ当日出荷が可能です。